チェルシー4-1シェフィールド 個人評価とこれからの不安
プレミアリーグ 第8節 シェフィールド戦 レポ
久しぶりの失点があったとはいえ、ツィエクの全得点に絡む活躍もあり4初快勝!!
個人面で言うとまずエイブラハムのポストプレーがほんと安定してました。
下がってきてボールを引き出しつつ、WGのダイヤゴナルランを活かす動きや、相手の死角に入っていくプルアウェイの動きなど、去年のシェフィールド戦で中々出来なかった黒子のプレーをこなしていて嬉しかったです(*´ω`*)
得点も取りましたしヴェルナーにはない強みを発揮してくれました。
そのヴェルナーも左サイドでいい仕事をしていますし、特にカウンター時のダイヤゴナルの走りは誰もついてこれないですね笑
両IHは、後方のプレーメイクに2列目からの飛び出しとナポリ時代のハムシク、現役時代のランパードのような働きぶり。
バーンリー戦で気になっていたマウントの降りる角度も改善されていましたし、コバチッチも本職は左だと思いますが、右でも上々の活躍。主に飛び出す動きで目立っていました。
両SBは完全にストロングポイントに変わりましたね。
チルウェルは楔のパスも出せますし、クロスよりもゴールに向かっていくプレーが目立っていました。
ジェームズもツィエクとのコンビは抜群ですし、リヴァプールぐらいの破壊力はありそう。
ツイェクはキック精度がレベチですね笑
エバートンのハメスのように存在自体が1つの戦術みたいな所がありますし、守備も頑張ってくれるので替えがきかない選手です。
替えがきかないと言うとアンカーのカンテは流石の運動量、守備力に加えて、シェフィールドのサイドに人数をかけてくる攻撃に対し、必ずと言っていいほどカンテがスライドしてくれるので崩させたシーンはほとんどなかった印象でした。
失点時にツィエクと被ってしまったのは痛かったですがジョルジーニョと比べて守備の安定感は類を見ないですね。
両CBも数的同数な場面が結構ありましたがチアゴ・シウバの読みの鋭さやズマの身体能力でなんとか抑えれていました。
チアゴ・シウバの得点シーンではズマのスクリーンがうまく効いていましたね。
戦術的な面だと主にマウントが降りてきて2トップに対し数的優位を保てていましたし、広がった2ラインの間をロングボールで狙えるのも大きい。
もちろんチェルシーが素晴らしかったのですが、正直シェフィールドが前回対戦時に比べてかなり楽な相手に変貌していました。
前回0-3で完敗した時は、中盤3枚のズレを2トップの一角か、3CBが迎撃守備をする形で埋めていましたし、ハイプレスの練度も高かった印象でした。
しかしチームの情勢もあってかプレスをかけてくるシーンはほとんどありませんし、引いた守備が基本だとどうしてもWBを釣りだされたくないので、中盤が相手SBまでプレッシャーに行くので、低い位置でサイドチェンジするだけで簡単にズレが生じていました。
自慢のサイド攻撃も守備の重心が低いので厳しかったですね。
感想
途中からシェフィールドのレポになってしまいましたが、チェルシーは守備、攻撃とほんとにバランスがいいですね。
しかしココ最近の相手だと引いてくる相手が多いですし、プレスをかけてきたセビージャやサウサンプトンに苦戦を強いられていたのも確か。
次戦のニューカッスル戦以降は、スパーズ、シティ、アーセナル、ウルブズ、レスター、リーズと曲者揃いですし、チアゴ・シウバが出場しない試合もあると思うので少し心配しています(・ω・`)