チェルシーファンczのブログ

主にチェルシー戦のマッチレポートを乗せていきます! インスタもやってます!https://instagram.com/chelsea_jp444?r=nametag

チェルシー2-1シェフィールド 苦しみながらも3連勝

プレミアリーグ第23節 シェフィールド戦 レポート

3連勝!!CL出場圏内に近づいてきましたね!!
①ビルドアップ
チェルシー3-4-2-1に対し、シェフィールドは5-3-2チェルシーの3バック、主にアスピリクエタに、シェフィールドの中盤のフレックがプレッシャーをかけ、余った中盤の2枚は、場所を優先しつつもジョルジーニョコバチッチを押させつつ、WBと3バックは人について、特に3バックは迎撃守備をかなり意識した守備構成で、チェルシーは苦しんでいました。
苦しんでいた原因としては……
1.中央を固めた守備に対し、2CMのズレが少ない。
2.手薄なサイドに人数をかけれていない。
特にWBが人につくので、プレスの逃げ所、起点としてWBが引っ張った手前のスペースにシャドーが降りてくるだったり、シャドーとWBのポジションチェンジ、コバチッチorジョルジーニョが後方に下がってハーフスペースに更に人数をかけ、迎撃守備に効果的なレイオフを狙う動きなど、ある程度押し込めて余裕が出来た時は大丈夫なんですが、プレスをかけられた際に、ジルー以外の起点が欲しい所。
その中でも後半の3-4-1-2の修正は流石トゥヘル。
2トップがWBと両脇のCBの間に入りピン留めすることで、自由に動くマウントに迎撃出来ない+WBが更に受けやすくなる形になり、サイド起点のプレーが増えるようになりました。 しかし、3-4-1-2はサイドの守備が難しいので、同サイドに人数をかけてくるシェフィールドには相性が悪く、すぐにカンテをいれて5-3-2に修正。
トランジション
守備のトランジション、ネガトラの場面では、シャドーのヴェルナーとマウントのプレスバックの貢献は計り知れない。
ジョルジーニョの所でカバーしきれなかったり、かわされるシーンが結構あったのは心配。
ポジトラで気になったのは、ファーストブレイクを狙う頻度。
シェフィールドが、かなりサイドに人数をかけるので、ポジトラに移行した際に、ショートパスだと圧力が強いので、ボールサイドの逆のシャドー、WBなどが、ジルーともう1枚2枚速攻を狙えると、今日のようなハイライン相手にもチャンスが増えそう。
③守備
サイドを突破されるシーンやオーバーラップしたCBのアーリークロスを上げられるシーンは結構ありましたが、3バック中心に中央の守備は行えていましたし、特にクリステンセンはミスもなく、タフでクレバーな対応を見せてくれました。
リュディガーのOGは……仕方ない!
この試合のみならず、メンディとDFラインの連携ミスは散見されているので少し心配ですが、日に日に良くなっていく事を祈りましょう。(๑•̀ㅁ•́ฅ✧
最後のシュートストップは痺れた!
④得点シーン
先制点のシーンは、アロンソではなく、チルウェルを起用した利点がかなり効いていましたね。
ヴェルナーへのスルーパスのみならず、スピードを活かして抜け出しを狙うシーンもありましたし、アロンソとの競争は楽しみです。
ヴェルナーの抜け出しもマウントのシュートもスーパーでした。
2点目はヴェルナーのパスカットから2試合連続PKゲット。
これをジョルジーニョが仕留めて今シーズン5点目!(๑•∀•๑)!
どうだろう……そろそろヴェルナーが蹴ってもいいんじゃないかと思う今日この頃。
ジョルジーニョの安心感は以上だけど笑
感想
今回はジルーを頂点に置いたシステムですが、ジルーがいるだけで縦パスの頻度がかなり増えてる気がします! 序盤は苦しい展開でしたが、前半の内に点取れたのはほんと良かったです! リュディガーのOGは痛かったですが、この試合通してのゴール前を隠す守備は安定していますし、まだ相手に決められてはいないのでほぼ無失点継続です!笑 CLが近づいてきました来ていますが、アトレティコのコロナ感染は心配です。

f:id:cz616kun:20210209003021j:plain

 

チェルシー1-0トッテナム 総括。個人評価。

プレミアリーグ第22節 トッテナム戦レポ

トッテナムの4-2-2-2の守備に対する工夫、ハマらなかったホイビュアのダウン3etc……
アシンメトリーな攻撃からみる3-4-1-2のキーポジション ③トゥヘルシステムで復活した選手
①⑴トッテナムの4-2-2-2に対する工夫 この試合トッテナムは、ヴィニシウス、ソンフンミンの2トップの背後に位置するヌドンベレとベルフワインが、チェルシーの2CMのジョルジーニョ、コバチッチをマンマーク。 WBにはSBが対応し、空いたニアゾーンはできる限りCMが埋める形。 この守備に対し効果的だったのが……
1、アスピリクエタのSB化
2、前線3人の自由な動き
1に関しては、この試合終始ソンの外側から運んでいくシーンが目立ちました。 前節に続き、アーリークロスからPKゲットの起点になりましたし、この試合オドイがニアゾーンを突いていた理由としても、フリーのアスピが運ぶ→マウントやヴェルナーがアクションを起こす→ホイビュアもマークを見ないといけないのでニアゾーンをケアできない。 といった経緯もありますし攻守両面で替えがきかない存在ですね。
2は、ビルドアップ時のCBとWBのポケットに降りていく動き、スペースを使い合う関係がハマってましたね。 特に前半10分のレイオフの一連の動きは完璧でしたね。 個人的にはWBにSBがついてくる分、もう少し開いた2トップとWBの内外使い分けた攻撃の頻度を増やして欲しかった印象でした。
⑵ハマらなかったホイビュアのダウン3etc……
これはわかりやすいですね。 チェルシーの2トップ+トップ下の形にダウン3をしても、降りていったホイビュアにマウントがそのままついて行けばいいのでむしろプレスがハマりやすくなっていました。 他には、収まらなかったヴィニシウス、マウントが戻りきれない際の手薄なサイドに人数をかけるシーンの少なさなど、ケインやレギロンがいない分、攻撃が停滞していましたね。 カウンターの脅威は流石。
アシンメトリーな攻撃からみる3-4-1-2のキーポジション
結論から言うとトップ下です。 2シャドーじゃない分、アスピが上がってくる右サイドに比べて左の人数のかけ方が変わってくるので、マウントがいるかいないかで、特に左サイドの質が変わってきますし、さらにゴール前に飛び出す役割も担わないといけないのでかなり負担が大きい。 守備も同様で、マウントが守備に戻れない時は中盤が手薄になりますし、終盤はマウントに変わりプリシッチが戻ってくれましたが、どっちにしろ負担が大きいのでハヴァーツとの併用が理想ですかね。
③トゥヘルシステムで復活した選手
個人的にはアロンソ、ジェームズ、クリステンセン、ヴェルナーの4選手。 ジェームズは、SBで不安だった守備の勢いをプレスのスイッチに。 クリステンセンは3バックで不安な守備を補完するだけではなく、2ボランチがマークにつかれている際に自ら運んでいく動きなど、いい活躍を見せていました。 ヴェルナーはライプツィヒ時代と近いようなシステムでいい活躍でしたが、アロンソとコンビなら大外のレーンを張る選手が定まらないので、内外使い分ける攻撃の頻度が増えてくると、もっと活躍できそう。
感想
連勝!無失点!今シーズン初のビック6相手に勝利! しかしチアゴの怪我が痛すぎる(´;ω;`) カンテの復帰やクリステンセンの働きぶりを見るに大丈夫と信じたいのですが、やはりCLにはチアゴが出て欲しい(切実) 攻撃ではリースとアスピが縦縦になってたり、カウンター時の動きが噛み合わなかったりと改善点はまだまだありますがとりあえず勝ててよかったです! このまま勝ち点と無失点を続けていこう!o(`ω´)o

f:id:cz616kun:20210206224145j:plain

 

チェルシー 0-0 ウォルバーハンプトン  トゥヘル初陣

プレミアリーグ第20節 ウルブズ戦レポ


トゥヘル初陣!!3バック?4バック?変則的な形でできました。

攻撃

基本はアスピ、チアゴ、リュディガーの3CB

コバチ、ジョルの2CM

外に張るチルウェルとオドイに、ハーフスペースにツィェクとハヴァーツが自由に入れ替わりながらポジショニング。

CFのジルーと5レーンの使い方を整理した上で、アスピリクエタの攻撃参加や、ハヴァーツやオドイの活かし方を用意出来ているのはさすがトゥヘル。

ビルドアップでは、ランパード政権でグダグダだった2ボランチでズレを作れない現象が、ある程度縦のズレも作りつつ、ハーススペースのハヴァーツやツィェクへの縦パスのシーンは多々見受けられましたし、右WBのオドイが積極的にダイアゴナルランを繰り返し、こぼれをツィェクが狙う形など、ロングボールからの形も用意出来てるのもさすが。

後半からは両WBにオドイとプリシッチが入ったり、趣がある戦術、人選共に見てて面白かった。

気になった点を強いていえば、オドイのダイアゴナルに入らなかった際の右の大外を張る選手、個人的にはアスピがもうちょっと上がって欲しい場面が散見されていましたがリスクもあるのでツィェクが張るのか、ここがスムーズに出来るともっとダイナミックな攻撃が見れそう。

あとは、左サイドで直接ゴールを狙う抜け出しの頻度の少なさ、リュディガーが上がっていく訳ではないので、コバチッチがドリブルで運べるのは重々承知ですが、もう少し高いポジショニングをして欲しい場面もありました。

守備

基本引く気はなく、相手のビルドアップにはシャドーが相手の2ボランチを抑えながらCBにプレッシャーをかけ、山を越された際も、ボランチやWB、降りていくポデンセやネトにもしっかりCBが押し上げていて、3バックの迎撃守備をうまく活かす前プレに、攻撃しながらのリスク管理(3cb+2cm)にネガトラの意識の高さを保ち続けられたのは、選手個々のモチベーションの高さも伺えました。

守備で気になった点は、用意しているとは思いますが、押し込まれた際のチルウェル、ハヴァーツが降りた4-4-2への可変がスムーズにできるのか(特にツィェク、ハヴァーツが自由に動くのと、左WBにオドイやプリシッチを使った場合はどうなるのか)と、アスピリクエタの出足の良さにジョルジーニョが上手く連携できていないことなどは改善に期待。

感想

ウルブズがかなり守備的に臨んできたこともあり、中々決定機を作れていなかったとはいえ、攻守両面に土台や決め事を練習2日かな?で落とし込んでいてランパード政権に比べると雲泥の差ですし、なんなら感動すら覚えました‪(´;ω;`)

結果は0-0で、尚且つ被決定機のシーンも結構ありましたが、これからどんどん良くなっていくと思いますし、何よりウルブズの守備が物凄く良かったですね。

トゥヘルの元だと、ドイツ人の3選手、マルコスアロンソやクリステンセン、カンテが相方ならギルモアなどはまた復活出来そう!!*1

逆にリースやズマは厳しそうだけど人選によって変幻自在に戦い方を変えられるトゥヘルなら使いこなしてくれるはず!!笑

あとマウントも見たい!!

 

f:id:cz616kun:20210128232346j:plain

 

*1:o(。>ω<。)o

チェルシー 1-3 アーセナル   垣間見えた監督の実力差

 

プレミアリーグ 第15節 アーセナル戦レポ

大不振のアーセナルに3失点の完敗。

アーセナルは守備時に、カンテにスミスロウ、2IHに2ボランチと、チェルシーの逆三角形に、三角形ではめてきました。

CBにはラカゼット単体か+WGのコースカット。

これに対しチェルシーは、コバチッチやマウントの降りる動きから、ハーフスペースのWGやエイブラハムポストで起点は作れていました。

しかし点を取られてからは、ビルドアップはおろか、相手のコースカットの術中にハマり蹴らされてしまうシーンが散見されていました。

失点を重ねて、ある程度ボールを握れるようになった時間帯でも、ツィェク不在の右サイドのメカニズムの悪さ、攻めながらのリスク管理などはまだまだ。

得点シーンは、オドイのスピード&クロスにプリシッチのヌルヌルドリブルは笑っちゃうくらい凄かった笑
エイブラハムもしっかり相手の前に入ってゴール。

その後もマウントがPK奪取するもジョルジーニョはCL含め今季3度目の失敗。

PK失敗は痛すぎましたが、varの介入により勢い乗り切れない歯がゆさは絶妙ですね笑

この試合でもビルドアップで選手が逡巡していることや、交代による配置換えで、カンテに散々クロスを上げるのにも関わらず、ジルーを使わないなどの不条理さは、もう仕方ないですね(´;ω;`)

枷をかけるとは言いませんが、ある程度、後方でのビルドアップの土台は確立したい所。

アーセナルの攻撃時は、エルネニーのダウン3、スミスロウが左、サカが右ハーフスペースに入るのが基本で、状況に応じて、マルティネッリやベジェリンがハーフスペースに入ってきたりと5レーンを活かした攻撃は素晴らしかったですね。

ラカゼットもチアゴ・シウバがタフについていたとはいえ、随所でポストプレーや周り活かすポジショニングは流石。

チェルシーは守備時4-5-1ですが、WGのコースカットなのか、IHの一角が出ていくのか曖昧で、特に出足のいいコバチッチの裏を利用されて、ジェームズの所で2対1を作られていました。

昨シーズンのいい時は、ウィリアン、アスピリクエタの気の利く守備に加え、後方の選手が釣りだされても、中盤のスライドがハッキリしていたのですが、、、

1失点目のシーンではジェームズの粗さが目立ちましたね。

直後のシーンで、プリシッチにヘルプを求めていましたが、ペナ内の1体1で豪快に足を出すのは危険ですし、抜かれたあとの対応を正直最悪でした。

その後の2失点は止めようがなかったですが、それ以前の守備の構造、特にIHが出た裏のカバー、WGの外側から上がってくるSBへの対応は悔やまれます。

感想

なんと言ってもアーセナルが素晴らしかったですね。

サカのポジション変更、マルティネッリとティアニーの連携など、ピースがガチっとハマった感じがありました。

チェルシーは、レポでは散々でしたが、結構チャンスを作っていて、特に序盤は、チャンスにはならなかったのですが、チルウェル、マウントのトランジションの走り、ゴール前の人数のかけ方は良かったですし、ツィェクが復帰すればだいぶ変わりそう。

個人面で言うと、ヴェルナーがほんとに心配(´・ ・`)
オフ・ザ・ボールや守備面の貢献は健在ですが、なんと言ってもパス、シュート、ドリブルなど簡単なミスが目立ちますね。

ココ最近点を取れてないことからもスランプ状態なのは伺えますが、個人的には、セカンドストライカーや3バックのシャドーなど、より得点に直結する所で使って欲しいです(T^T)

しかしトーマス、ガブリエウ不在の中、7戦勝利無しのアーセナルにここまで叩かれると、さすがにメンタルに来ますね笑

次節のヴィラ戦が今年最後のゲームなので、しっかり勝って新年を迎えたい!🎍

f:id:cz616kun:20201230041559j:plain

 

チェルシー3-1リーズ マンマークを打ち破った個人技

プレミアリーグ第11節 リーズ戦レポ

 

 

非常にエキサイティングなゲームでした。

 

基本リーズの守備は、バンフォードがCBの間からプレッシャーをかけ、2列目以降は基本マンマークのいつもの構造。

 

 

相手のマンマーク守備に非常に効いていたのが、セビージャ戦4ゴールのジルー。

 

相手の守備の構造上、CBにある程度時間が生まれる中でのチアゴ・シウバの運び、降りていくマウントやハヴァーツに食いついてくる守備を利用して、縦パスのコースを作り出しやすいので得意のポストプレーが活きていました。

 

 

もちろんリーズも折り込み済みで、縦パスのコースが開こうともCBがガンガンプレッシャーをかけに行くのですが、それを凌駕するジルーのタイミング、フィジカルは流石。

 

ジルーが降りて開けたスペースにWGのツィェク、ヴェルナーが積極的に狙う引き出しの関係で何度かチャンスを作っていました。

 

1点目のシーンではハヴァーツの素晴らしい相手の死角で受ける動きから、ツィェクが溜めて上がってきたジェームズのクロスからジルーのゴール。

 

このシーンもハヴァーツの動き、ツィェクが中に入ることで、外のレーンは完全なハディソンとジェームズの走り合いになるマンマークの裏をついた動きが連続して見られたのは良かったです(*´∀`)

 

 

 

守備では素晴らしいプレスから相手のミスを生み出せていました。

 

基本は相手CBにジルー+WGのコースカット。

WGの山を越すメリエからのパスにもしっかりIHやSBがマークを捨てて押し上げる動きは素晴らしかった👏👏👏

 

 

しかしカウンターや局面で数的優位を作られるシーンは怖さを感じましたね。

 

 

リーズやアタランタのようなある程度マーカーを決めるチームは、トランジションの走り合いで優位をとるだけで相手がついていけないんですよね。

 

失点シーンもハヴァーツのマークについていたフィリップスがサイドまで流れてからのスルーパス

 

普段だとジェームズが守るゾーンですがハディソンについており、ハヴァーツもあそこまで戻れというのは酷すぎますし、トランジションの一瞬でチャンスを作る意識はビエルサのチームらしいですね。

 

 

カウンター呑みならず、相手IHのダラス、クリヒが色んな所に顔を出すので、マウントやハヴァーツもどこまでついて行っていいのかわからず、局面で数的優位を作られていました。

 

オープンな見応えがある展開の中で、コーナーキックからズマのゴール。

 

 

この試合の勝因の1つとして、セットプレーで優位を取れていたのは大きい。
特にジルーとズマ。

 

 

ズマは今シーズン4点目ですが2桁狙えそうですね!笑

 

 

後半にパフォーマンスが落ちるのはリーズの特徴ではありますが、マウントやカンテがかなりタフな守備を行えたのと、代わって入った選手のジョレンテやポベダから怖さを感じなかったのは大きかった。

 

 

3点目はヴェルナーの流石のスピード、スタミナからプリシッチのゴール。

やはりヴェルナーのカウンターの威力は半端ないです笑

 

 

感想
シティやアーセナルがリーズに苦しんだのは縦パスのコースはあれど後ろから潰されてしまうことだと個人的には感じていたのですが、チェルシーにはジルーがいるんです!

 

それぐらい素晴らしいパフォーマンスでしたし、CF争いは更に激化しそうですね笑

 

 

ジルー以外にもWGの斜めの抜け出し、SBとの内外を使った攻撃は、相手の虚をつく工夫が見られました。

 

 

あとはチアゴ・シウバの持ち運び、ズマの空中戦などCBのそれぞれの色が濃く出た試合でしたね。

 

相手のCB、ジョレンテがミスを連発してくれたのも大きかった。

 

途中からの煽りは流石に可哀想でしたが笑

 

守備ではプレスはほんとに素晴らしかったですし、カンテ様様ですね。

 

流石に相手のIHやSBにどこまでついて行けばいいのか迷ってしまうシーンは多々見受けられましたが、リーズ相手なら仕方ないです笑

 

ツィェクの怪我とヴェルナーのモラタ化が心配。

f:id:cz616kun:20201221231710j:image

 

チェルシー 0-1 エヴァートン 翻弄されたアウェー戦

プレミアリーグ第12節 エバートン戦 レポ

 

エバートンは4-4-1-1でDFラインが全員本職CBという異例の形

 

守備ではトップ下のシグルズソンがカンテを抑えつつ、できるだけズマサイドに誘導。
上がってくるチェルシーのSBにSHのリシャルリソン、イウォビが徹底マーク。

 

 

攻撃では2ボランチの一角のドゥクレが右、シグルズソンが左のライン間に位置し、SBの攻撃参加を極力減らしつつ攻撃の形を整理していて、アンチェロッティの凄みを再確認していた矢先に、先制点を取ってからのカウンター重視の守備への以降は流石でしたね。

 

 

チェルシーの問題点を虱潰しに上げていくと

 

 

①初期配置から変わらないビルドアップ

②ボールを握りながらのリスク管理の甘さ

これに尽きると感じました。

 

 

①については悪い時のチェルシーの特徴ですね。

4-2-3-1でも同様で、フォーメーションの配置から変わらないまま繋いでおり、今回だと4-3-3のマウントやコバチッチがCBとSBのギャップに降りていく動きが少なく、SBの初期配置が低く重心が重いのはもちろん、IHがCBから直接ボールを受けても角度が変わらないんですよね。

これだと5レーンを上手く活用出来ませんし、ボールは握っているのですが、自ら相手の策略にハマっていって自滅している感は否めませんでした。

 

もちろん相手のプレッシャーの強度が高かったのはありますが、SBにSHがついてくるなら内側に寄ることで外へのパスコースは確保できますし、中盤のマークに迷いを生じさせる為にも可変システムやポジションチェンジはもっと見たかったですね。

 

 

 

②については被カウンターが頻発した原因にもなっていました。

 

特に中盤が3枚とも上がって、フィルターがいない状況が多発しており、そこのギャップをシグルズソンやカルヴァートルーウィンに狙われていました。

 

これもシティのウォーカーやマウントの降りる動きなどの後方でリスク管理をしつつ攻めるメカニズムが出来ておらず、攻撃のアドリブ感が強い分、カンテが上がった際のカバーも出来ていませんでした。

 

更にそこに追い打ちをかけたのがアンチェロッティの修正力。

 

前半体力を温存していた両SBをチェルシーがSB裏のリスク管理が出来ていないと感じたのか、果敢に攻撃参加させてチャンスを作っていました。

 

ここでもいつまで経っても問題を解決しないランパードアンチェロッティの差を感じましたね。

 

個人的な面でいうと先制点のシーンは痛かった。

 

相手が守備的に来たのもそうですし、アバウトなボールからやられたのも尚更。

 

この試合チアゴ・シウバは空中戦、ズマはカウンター時の動き出しで後手を踏んでいましたし、意図的にズマではなくチアゴ・シウバの競らせるのは明確な相手の意図を感じました。

 

後はハヴァーツがハーフスペースに入る構造がないこと、ヴェルナーや中盤の動きが自由すぎて、誰もライン間を取れていなかったり、片方のサイドに寄りすぎてしまったり、交代が逆に攻撃を詰まらせてしまったりと、、、とにかく上げていけばキリがないですが、結局何が言いたいかというとアランドゥクレ+4CB+両SHの守備意識の高さを相手に崩すのは至難の業ですね。

 

ジルーも今回は中々収やらなかったですし、攻守両面でしてやられた印象でした。

 

 

その中でもセットプレーの可能性、ギルモアの復帰が唯一の収穫でしょうか。

それにしても惜しかった(T^T)

 

f:id:cz616kun:20201221231413j:image

チェルシー1-2ウォルバーハンプトン 垣間見えた監督の力量差

プレミアリーグ第13節 ウォルバーハンプトン戦レポ

 

ウルブスは守備時5-2-1-2でトップ下のポデンセがカンテを切りつつ、ダウン3にも対応できる形。

 

一方チェルシーは、出足が悪いのか指示なのか分かりませんが、左WBのマルサルに比べ、セメドがプレッシャーをかけて来ないのでチルウェルが運ぶことで前進は出来ていました。

そこからいいコンビネーションやクロスは見れましたが、決定機には及ばず。

 

個人的にはニアゾーンランを使うタイミングがワンテンポ遅いのとそもそもの頻度が少ないことが気になりました。

 

この試合、チルウェルがボールを運んで相手が5-2になった時にサイドで数的優位を作れる事が多かったので尚更。

 

あとはチェルシーから見て左サイドでボールを握っている際に、足元を意識しすぎてジルーがニアゾーンに寄ってしまうこと、逆サイドのハヴァーツやヴェルナーがゴール前に位置していたので、サッリナポリが左で作って右で仕留めていたようにチルウェル以外もインスイングのクロスを狙って欲しかったですね。

 

ツィェクがいない間は右の攻撃が活性化しないので、先程のサッリナポリの形のように、アシンメトリーな攻撃の型が必要そうです。

 

得点シーンはマウントのニアゾーンランに中盤のオタソフィがつられてカットインのスペースを提供→ヴェルナーのカットイン→外側のチルウェルが上がってきて擬似的に2対1を作りクロスからジルーのゴール。

 

サイドで数的優位を作るお手本のような5バックの崩しでしたね!(*´ω`*)

 

 

 

 

ウルブスの攻撃時は、3バック+ネベスで後方でプレーメイク。デントンケルがハーフスペースに上がって行ってポデンセがフリーマンになる形。

 

この形に対してチェルシーは、3バックに3トップがWBのコースを切りながらプレッシャーをかけ、中盤は人を見る守備をしていたのですが、マウントがマークするデントンケルが上がることによって、空いたスペースにネベスが流れて捕まえられないシーンが多く、2トップやフリーマンのポデンセがサイドに流れることによって、ネベスからのサイドチェンジにチェルシーのSBがピン留めされてしまうシーンだったり、相手の5レーンを上手く使った攻撃に後手を踏み続けて、最終的にガン引きしてしまうと行った相手の工夫に対する工夫が見れなかったのは仕方ないですが残念。(;´д`)

 

 

あとは3バックに外切り3トップでプレッシャーをかけるのは中盤のマウント、ハヴァーツの単純な守備強度を考えると疑問ですし、何より過密日程の中でこの守備は疲労や怪我が心配ですね。

 

 

失点シーンでは1失点目は正直仕方ないですが、2失点目は痛すぎましたね(T^T)
コバチッチと特にジェームズのポジショニングの謎さはズマが叩かれるには酷すぎますし、終盤の満身創痍なプレーが目立ったことから、個人依存の限界が垣間見えました。

 

感想

ここ2試合監督の力量の差をフルに感じる試合内容( ˋωˊ )

特にこの試合は用意した形が終盤の疲労の布石になってしまいました‪( ;ᯅ; )‬

ヨーロッパのカップ戦に出場するチームの不調が目立つ中、せめて引き分けでもと思っていたのですが連敗はきついですね笑

ちなみにCLの相手はアトレティコ😭
ボールを握るよりも実はカウンター主体で戦って欲しい次第です(笑)

 

 

f:id:cz616kun:20201221231049j:image