チェルシー0-0セビージャ
ジョルジーニョを加えた3バックでビルドアップすることでジェームズ、チルウェルを高い位置に上げ起点を作っていた。
しかし低い位置でサイドチェンジを繰り返すと相手のIHもプレスに来るのでそこでアンカーの脇を意図的に狙うようなアクションがチアゴ・シウバ以外は出来ていなかったのは残念。
しかしメンディはサイドへの振り分けなどロングフィードの工夫を感じられたのは期待できる。
ビックセーブも連発しチームを救った。
プレスではセビージャの種類豊富な3バック可変に中々ついていけなかった。
チェルシーがミドルゾーン起点に同サイド圧縮を試みるもキーパーのヤシンブヌ起点や単純なプレッシャーが足りず手薄な逆サイドに振られて数的不利を作られていた。
同サイド圧縮の守備で1番やっては行けないサイドチェンジをバンバンされていたので、逆サイドのウィングのポジショニングやチーム全体としてのインテンシティを工夫したかったが、相手のラキティッチ、グデリ、レゲスのビルドアップの動き、キーパーのヤシンブヌの技術、職人ナバスとアクーニャの攻撃参加はレベルの高さを感じた。
個人的な所だとヴェルナーはだいぶジエゴカルロスに苦しんでいた。
しかしジェームズやチルウェルが浮いた時のダイレクトな裏への抜け出しは流石で何度かチャンスを作っていた。
ジェームズは攻撃でも守備でもダイナミックなプレーを見せておりプリシッチが内側に寄ってくれるので、意味の無い偽サイドバックをやっておらず、本来の力を発揮できていた。
ハヴァーツはアンカーの脇を常に狙っていたが中々ボールが入ってこなかったので可哀想ではあった。
守備も相手中盤が流動的に動くので対応が後手に回っていた。
守備陣で言うとメンディ、チアゴ・シウバはパーフェクト。
特にチアゴ・シウバが入った時の縦パスの頻度やディフェンスの安定感は別格。
一方ズマも高パフォーマンスではあったがやはり後方からの効果的なパスがほとんどなくボールを受けるとすぐにチルウェル側を向いてしまうので相手のプレスの狙い所になっていた印象。
チルウェル、ジェームズも本来の攻撃力に加え守備も上々。
交代選手で言うとコバチッチはジョルジーニョとは違ったドリブルの持ち運びや狭い位置でのテクニックは流石。
感想
結果0-0で中々決定機も巡ってこず、今すぐにでも眠りそうになりながら見ていたのですが何とか観た後に中途半端に仮眠して大学と死にそうでした笑
現在daznでCLの配信がされていないのに加えUEFATVでも放送がないので泣く泣くTwitterで流れている試合を観ていましたがチェルシーファンは正規で試合を見れないので辛いですね。
チェルシー公式のサイトでもフルアーカイブではなくハイライトだけなので尚更。
試合内容で言うとセビージャはThe・いぶし銀。って感じでめちゃくちゃいいチームでした。
チェルシーのウィングがプレスの時に同サイドに寄るので手薄な逆サイドにナバスが上がってきて常に数的優位を作っていましたしビルドアップ、プレスもレベルが高かったです。
チェルシーは中々決定機も作れない中で守備陣は今シーズン初?ほぼミスなしでやっていましたしケパに比べてメンディの安心感は凄いですね笑